⇒この場合は、神経の炎症が考えられます。
神経の炎症は正式には「歯髄炎」と言います。
歯髄炎を起こすのは2つ原因があります。
虫歯の大きさには段階がありますが、C3と言って歯のエナメル質が溶かされて象牙質に大きな穴があき、虫歯が歯の神経まで行ってしまうと、かなりの痛みが生じます。
虫歯が歯の神経まで進行すると、歯髄(歯の神経)が虫歯を引き起こす細菌によって強い炎症を起こして刺激され、かなり強い痛み(ズキズキ、どっくんどっくんetc)が出てうずきます。
神経は感覚を伝える器官なので、少しの痛みなどではなく激痛となります。痛み止めも効きにくい状態になり、夜も眠れない程の痛みが起きる場合もあります。
歯髄は便宜上、神経とイコールであるという説明を用いることもありますが、正確にいうと歯の内部にある神経と血管を総称して歯髄と呼びます。神経は感覚を伝える器官であり、痛みを感じるどころか激痛を感じるようになります。
通常、虫歯の痛みには段階がありますが、虫歯が歯髄と呼ばれる歯の神経まで行ってしまうと、噛むときだけでなく、何もしなくても激痛といってもいい位、かなりの痛みが起こります。
この場合は、歯の神経を取り除く治療をしないといけません。神経を取ってしまえば痛みはすぐに収まります。
⇒(注意)ただし、歯の神経はなるべく取らない方が良いので、当院ではなるべく神経を残すよう努力をしています。
@まず、痛む歯に麻酔をして痛みを取る対応を行います。
当院では麻酔は痛くなくできます。痛くない理由はこちら。
A麻酔がしっかり効いたら、虫歯になっている部分を削って除去し、その後歯の神経を針のような器具を使って取ります。
この処置の間は麻酔がしっかり効いてるので痛みは全くありません。
B神経を取り終わったら、歯の内部を洗浄・消毒して、ふたをして1回目の治療は終わりです。
C歯の神経を取った後に、一旦炎症が起きますが、それが1〜2週間で収まったら神経の代わりになる薬を詰めます。
何と言っても、針を刺す時の痛みを防ぐことが大事です。
●超極細の針を使っている
⇒針が超細いので、お口の中に刺した時にもわかりにくい。
●痛みを感じる細胞(痛点)の少ない箇所に最初に打つ
⇒痛点が少ないので痛みが出にくいです。
●針を刺す瞬間は、歯ぐきの粘膜を太鼓の革のように、ピンと張って針が一気に歯ぐきに入るようにする。
⇒このようにすると針を刺したことがわからず、患者さんには、「最近の麻酔は注射じゃないんですか?」と聞かれることも多いです。
麻酔薬は液体なので温度が低いのですが、注入する時に温度が低いと、体が冷たく感じてしまうと同時に痛く感じてしまう原因となります。
当院ではあらかじめ麻酔薬を体温くらいに温めて注入しますので、患者様は気付かれませんので、痛みも感じません。
それと、内部への注入のスピードもかなりゆっくりしています。急いで注入すると、圧を感じてしまい痛くなってしまいます。
当院では、1滴を1秒くらいのゆっくりとしたスピードで行う事で、注入の存在自体に気付かれません。
固い物を噛んだり、歯をぶつけたり、歯ぎしりがひどかったり、加齢が原因などで、歯にヒビが入ることがあります。
ヒビが入ってしまうと、そこからばい菌が神経まで行ってしまい、炎症を起こすことがあります。
この場合は、歯のヒビを補修して様子をみます。補修で神経の痛みが取れれば、それで治療は終了です。
もし、痛みが取れない場合は、歯の神経を取り除く治療をしないといけません。神経を取ってしまえば痛みはすぐに収まります。
⇒(注意)ただし、歯の神経はなるべく取らない方が良いので、当院ではなるべく神経を残すよう努力をしています。
この場合は、残念ながら歯の神経を取り除く治療をしないといけません。
神経を取ってしまえば痛みはすぐに収まります。
ヒビが中くらいの場合は、歯の神経を取ったあとで、被せ物をするのですが、ヒビが歯の根っこの方まで行ってしまってる場合は、抜歯しなくてはいけないケースもあります。
もちろん、なるべく歯は抜かない方が良いので、当院ではなるべく歯を抜かないよう努力をしています。
★ここで注意★
治療する必要がないヒビもあります。
下図のように、前歯にたてにヒビが入ってる場合です。
前歯は表面的にこのような微小なヒビが入りやすいのですが、治療の必要はありません。
歯のヒビに詳しい歯科医院で丁寧にみてもらって下さいね。
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