歯の詰め物のことです。
虫歯になった部分を削り取って、その部分に詰めます。
一般的に「インレー」と呼びます。
大きく5つのポイントがあります。
1. 見た目
インレーには、銀歯、ゴールド、白い歯の3種類があります。
見える位置は、白い歯の方が良いに決まってますので、見た目の点からはセラミックの詰め物がお勧めです。
2. 2次虫歯のなりにくさ
詰め物と歯との間から2次的な虫歯になってしまうことが多いです。
銀歯、ゴールド、セラミックのうちで、最も2次虫歯になりにくいのはゴールドです。
金箔が伸びるように、ゴールドは伸びやすく歯に詰めても、歯とゴールドとの間にすき間が最も空きにくいのです。
ゴールドというと、金歯というイメージであまり良く思われないかもしれませんが、真っ黄色なゴールドではありませんので、見た目がそんなにキンキラしてないです。
3. 長持ちするか(強度、耐久性)
詰め物の強度も大切です。プラスチックなのか、金属なのか、セラミックなのかによって変わってきます。
強度の強い順に
金属 > セラミック > プラスチックの順になります。
ただ、プラスチックは弱すぎて非常に割れやすいので、基本的にはおすすめできないです。
4. 歯周病のなりにくさ
歯の詰め物が、歯茎の近くまで伸びてることがよくあります。
こんな場合に、歯と詰め物の間にすき間があると、そこに食べかすが詰まってしまい、歯周病菌が繁殖してしまいます。
そうすると、そこから歯周病になります。
ですので、歯と詰め物の間にすき間が空かないような材質の詰め物を選ぶ必要があります。
すき間が空きにくい順番に、
ゴールド > セラミック > 銀歯の順になります。
5. アレルギーなどの健康面
詰め物の材質によっては、体にアレルギーを起こすことがあります。
最もアレルギーを起こすのが銀です。次に、ニッケルや銅、亜鉛です。
一般的な、保険が効く銀歯の場合、銀歯と言っても実は銀などの合金なのです。なんの合金かと言うと、金、銀、銅、亜鉛、パラジウム、インジウムです。
ただ、金の含有量は少なく、銀が一番多いです。
ですので、保険適用の銀歯はアレルギーを起こす可能性があります。
1.銀歯のインレー(保険適応)
2.ゴールドインレー
3.セラミックインレー
(ジルコニアインレー)
の3種類があります。
厳密には、上記以外にも
プラスチックインレー、アマルガムインレー、ハイブリッドインレーなど細かく言うとありますが、基本的には上記3種類です。
それぞれ説明します。
1.
銀歯のインレー
文字通り銀色のインレーです。
保険が効きます。
主成分 |
銀50%、金12%、その他銅亜鉛パラジウム |
---|---|
特徴 |
保険が効くので一般的に治療に使われている |
メリット |
費用が安い、強度が強い |
デメリット |
色が銀色で目立つ、2次虫歯になりやすい 時間が経過すると、銀が溶けだして歯茎が黒ずんでしまう。
酸化、腐食し、さびやすい。さびると黒くなる。 |
費用 |
保険適応で2000円から4000円 |
2.
ゴールドインレー
ゴールドで作ったインレーです。
主成分 |
20K、あるいは白金加金(プラチナ) |
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特徴 |
金だが、白っぽい感じでさほど目立たない |
メリット |
2次虫歯に最もなりにくい |
デメリット |
色が白ではない。保険が効かない |
費用 |
小臼歯で85,000円、大臼歯で90,000円 |
3.
セラミックインレー
(ジルコニアインレー)
セラミックで作ったインレーです。
主成分 |
セラミック(e-max、ジルコニア) |
---|---|
特徴 |
何より見た目がキレイ |
メリット |
セラミックなので色が歯に近い。 強度も金属ほどではないが強い、アレルギーがほとんどない コーヒー、赤ワインなどでも変色しにくい |
デメリット |
保険が効かない。強度が金属よりは落ちる |
費用 |
48,000円 |
まとめると、下図のようになります。
ご説明したように、インレーの種類はいくつもあります。
それぞれのメリット、デメリットもご説明はしましたが、何となくわかりにくいと思っておられる方も多いと思います。
結論として、わかりやすくまとめます。
インレーの選び方
それでもわかりにくい方もおられると思います。
そんな方には、歯科医師経験30年以上の私、松本正洋が最適な方法をご説明します!
インレーの選び方
インレーの長持ちのさせ方
長持ちの要点
インレーを長持ちさせるポイント
の2つに尽きます。
そのためには、やるべきことは2つです。
長持ちさせるためにやるべきこと
症例数40000人以上のインレーの実績と、
85名のドクターが治療を致します。
1989年から40000人以上(医療法人真摯会グループ全体)のインレーの症例数があります。
インレー治療に習熟した歯科医師が数多く在籍しています。また、セラミックインレーに関しては、ベテランのセラミストが作っています。
治療中は、その歯が痛んだりしみないように、
必ず仮の歯を入れたり、ふたをします。
型取りをしてから、実際に歯が入るまでの間にも患者さんには十分な配慮をしています。
インフォームドコンセント(説明と同意)を重要視しています。
どんな治療にも、メリット、デメリットがあります。
それを丁寧に説明し、ご納得頂いてから治療に入りますので、どうぞご安心くださいね。
無痛治療を心がけて治療しています。
治療が痛かったのでは、かりに素晴らしいインレーが入ったとしてもだめですよね。
当院では、痛みをなるべく抑えるような治療法をしています。
金属アレルギーをお持ちでも、治療が可能です。
金属アレルギーの方は近年多いのですが、当院ではそこもちゃんとお聞きして適切に治療していきます。
インレーを長持ちさせるために治療後も、
充実した定期健診(メンテナンス)をしています。
インレーの治療が終わったら、できることならそれを一生でも持たせたいですよね。
当院では、一度治療したインレーが長持ちするよう、確実にメンテナンスを行っています。
カウンセラーがいるので安心
インレーはもちろん、歯科治療はデリケートですので、必ずカウンセラーが必要だと思っています。
治療前もカウンセラーに直接ご相談できますし、治療中でも、もし歯科医師や衛生士が忙しそうで聞きにくかったとしても、カウンセラーがどんな事でも丁寧にお答えさせて頂きます。
まずは、インレー治療で
気になることを
お気軽に聞いてください。
十分お時間を取り、
親切丁寧に
ご説明させて頂きます。