⇒歯がうずく、神経が痛い場合は、原因が4つ考えられます
虫歯の大きさには段階がありますが、C3と言って虫歯が歯の神経まで行ってしまうと、かなり痛みます。
虫歯がエナメル質や象牙質だけでなく歯の神経まで行くと、神経が虫歯のばい菌によって強い炎症を起こします。
そして、かなり強い痛み(ズキズキ、どっくんどっくんetc)が出てうずきます。
痛み止めも効きにくくなります。
通常、虫歯の痛みには段階がありますが、虫歯が歯の神経まで行ってしまうと、かなり痛みます。
この場合は、歯の神経を取り除く治療をしないといけません。神経を取ってしまえば痛みはすぐに収まります。
⇒(注意)ただし、歯の神経はなるべく取らない方が良いので、当院ではなるべく神経を残すよう努力をしています。
@まず、痛んでる歯に麻酔をします。
当院では麻酔は痛くなくできます。痛くない理由はこちら。
A麻酔がしっかり効いたら、虫歯を削って取り、その後歯の神経を針のような器具を使って取ります。
麻酔がしっかり効いてるので痛みは全くありません。
B神経を取り終わったら、歯の内部に消毒の薬を入れて、ふたをして1回目の治療は終わりです。
C歯の神経を取った後に、一旦炎症が起きますが、それが1〜2週間で収まったら神経の代わりになる薬を詰めます。
▲白く写ってるのが、神経の代わりになる薬です。
何と言っても、針を刺す時の痛みを防ぐことが大事です。
●超極細の針を使っている
⇒針が超細いので、お口の中に刺した時にもわかりにくい。
●痛みを感じる細胞(痛点)の少ない箇所に最初に打つ
⇒痛点が少ないので痛みにくいです。
●針を刺す瞬間は、歯ぐきの粘膜を太鼓の革のように、ピンと張って針が一気に歯ぐきに入るようにする。
⇒このようにすると針を刺したことがわからず、患者さんには、「最近の麻酔は注射じゃないんですか?」と聞かれることも多いです。
麻酔薬は液体なので温度が低いのですが、注入する時に温度が低いと、体が冷たく感じてしまうと同時に痛く感じてしまう原因となります。
当院ではあらかじめ麻酔薬を体温くらいに温めて注入しますので、患者様は気付かれませんので、痛みも感じません。
それと、内部への注入のスピードもかなりゆっくりしています。急いで注入すると、圧を感じてしまい痛くなってしまいます。
当院では、1滴を1秒くらいのゆっくりとしたスピードで行う事で、注入の存在自体に気付かれません。
● この場合の原因
神経の無い歯は免疫力がなくなってるため、ばい菌に感染しやすくなり、感染すると根っこの先が膿んでしまい、激痛が起きることもあります。
この根っこの先に溜まった膿を出したり、根っこの内部を掃除して消毒して、ばい菌を除去します。
細菌がいなくなったら、再びかぶせ物をします。
この手の感染は早めに歯医者を受診して治療をされてください。
理由は、
@感染が進んでしまうほど、治療の期間や回数、治療費が増えてしまうこと
A自然には治らず、処置をせずに放っておくと歯を抜かないといけなくなること
Bばい菌が血管を通じて全身にまわってしまうからです。
▲矢印の部分に膿が溜まってます。
(注意)歯周病の時も同様の症状が起きることもあります。また、歯にヒビがいったり割れてる場合にも起こりますので、歯科医院で原因を診断してもらって下さいね。
歯周病になってしまうと、歯茎が腫れてきます。
また、歯のまわりの骨も溶けてきます。
歯周病には段階がありますが、中くらい以上に進行した歯周病の場合、腫れてしまった歯茎を押したりさわったりすると痛みがでます。
また、中くらい以上の歯周病では骨もある程度溶けてしまいますので、その状態で歯を指や舌で押してしまうと、痛みが出てしまいます。
歯にヒビが入るとかあまりイメージできないかもしれませんが、歯は結構ヒビが入ります。若い方でもよく起こります。 ヒビが入るのは、神経の無い歯のかぶせ物に起こることが大半です。
原因は、神経の無い歯は歯に血が通ってないため、血流を通じて歯に栄養が来ないので、歯の強度が落ちてるからです。 (神経は正式名は「歯髄」と言って、神経と血管が通っています。)
強度が落ちてる歯で毎日固いものを食べるわけですから、ヒビがいってしまうんです。
そして、ヒビが入った歯で噛むと当然痛いんです。
● 具体的なヒビの例
歯の根っこにヒビが入った場合は、ヒビの位置によって治療法が変わります。
@ヒビが根っこの上の方に少しだけ入ってる場合はヒビを接着剤のような補強剤で埋め、根っこの中に丈夫な土台を入れてからかぶせ物をすればある程度治ります。
Aヒビが根っこの深い位置に入った場合は、一度歯を抜いてヒビを補強剤で埋めて、また元に戻す治療(再植術)をします。ただ、再植しても歯の寿命が短くなることも多いです。(再植できない時もあります)
ただ、ヒビが深い場合の多くは残念ながら抜歯になってしまうことが多いです。
ヒビを拡大鏡(マイクロスコープ)を使用して治療すると治る確率があがりますので、どうしても抜きたくない方にはおすすめの治療です。
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